私は色のセンスがありません
イラストを描く事と、色彩センスは別物なんですよ。
私は色選びがとても苦手なんです。
最初から「ここはこの色!」とストレートに決める事ができません。
そんな私がイラストを描く時は
ほぼ全てを黒色で塗ってクリスタの機能を使って色を変えています。
レイヤーカラーはメリットいっぱい
基本的に色は全て黒色で塗り、レイヤーカラーという機能を使って色を変更しています。


レイヤーカラーはレイヤープロパティで設定できます。


仕上げ以外はほとんど黒色+レイヤーカラーで作成されてます。
この方法のメリットはこんな感じ
- 色を決める時にリアルタイムで確認できる
その場で色が変更されるのでイメージしやすいです。 - 後から色変更もしやすい
思ってた色と違った…となってもすぐ変更できます。 - 描きたす時は黒色でOK
ベースは黒色での描写なので、描き加える時は黒色で描けば大丈夫です。
スポイトなどは使いません。
ちなみにPhotoshopでも「レイヤー効果」の機能で、同じような描き方をしていました。
光も影もレイヤーカラーを使います


光も影もレイヤーカラーを使っています。
描き始めはレイヤーを30%ぐらいに透明度をさげた状態にして黒色で影を描いていきます。
光のレイヤーの場合も同様に透明度30%+黒色で描きますが、レイヤーカラーで白色に変更しておきます。
モノクロの状態でほぼ描きあげます。
いわゆるグリザイユ画法です。
影は乗算モードとレイヤーカラーで色付け


こちらは「線」と「影1」のレイヤーのみを表示しています。
影も光も同様に、黒色で描いてレイヤーカラーで色を変更しています。
その後はレイヤーモードを乗算にして、レイヤーカラーで色を変更しています。
出したい雰囲気に合わせて透明度や色を調整していきます。
シーンに設定が無い場合はグレーがかった紫~青系にしている事が多いですね。
参考のイラストは透明度50%に、ブルーグレーのような色に設定しています。
グリザイユ画法は全体的にグレーになりやすいのが欠点でしたが、レイヤーそのものの色を明るくする事で、その欠点もかなり解消されました。
光はハードライト+レイヤーカラー


こちらは「線」と「ベース」、「光1」のレイヤーを表示しています。
透明度は30%のままで、色はくすんだ黄色にしています。
サブカラーを追加する事でレイヤー1枚で光と影を表現できる
サブカラーを追加する事で1枚のレイヤーで2色まで管理する事ができます。
片方の色を黒に、片方の色を白にするのがおススメです。
グラデーションを作る事もできますし、
レイヤーモードを「ハードライト」にすれば、1枚のレイヤーで光と影を表現する事もできます。
もちろんどちらの色もリアルタイムで色の変更が見れます。
私はバラバラにしてます。
個人的には別にした方が管理や描写がしやすいです。
固有色もレイヤーカラーだから色違いが作りやすい


肌、服、装飾などなど、それぞれの固有色ごとにレイヤーを黒で塗りつぶしてレイヤーカラーで色を設定しています。
この固有色のレイヤーカラーを変更するだけでカラーバリエーションがあっという間にできちゃいます。
まとめ
以上がレイヤーカラーを使った私の描き方でした。
何度も言ってますが、色の変更がリアルタイムでできて、とても楽ちんなのが最大のメリットです。
色の組み合わせに悩む事が多い場合はぜひ試してみてください。


